とやま帰農塾に参加しました
こんばんは!
お久しぶりですがーなです。
去年の10月末にとやま帰農塾というプログラムに参加してきました!
今更かよという声が聞こえてきそうですが、ニート時代最後の他県滞在だったのでどうしても記録しておきたくて。
でははじめます。
《目次》
とやま帰農塾とは?
農・山・漁村で過ごす2泊3日
富山の農山漁村で、地元の方と一緒に過ごす3日間です。富山の農山漁村は、棚田や奥山などのうつくしい景観と海が近い、コンパクトな立地が特徴です。したがって食文化も山の恵みと海の恵みそれぞれ多様に育まれてきました。
帰農塾では、植え付けや収穫、草取り等その時季の地元特産物の農業を体験します。
そして、そこで収穫したとれたての農産物を地元のおかあさん達に教わりながらいっしょに作って食べます。
なお、宿泊は宿泊施設や民泊、公民館等、開催地域によって様々ですが、基本参加者同士(男女別)の相部屋です。グリーンツーリズムとやまホームページより引用
簡単に言えば田舎暮らしの短期プログラムという感じです。
帰農塾は10年(うろ覚え)ほど続いており、毎年6月〜翌年2月まで富山県内合計10箇所で開催されています。
一般の参加は2泊3日で15,000円。
最近の移住ブームより随分と前から続いているプログラムなんだなー。
帰農塾1日目
オリエンテーション
私が参加したのは、井波塾というコースで、富山県南砺市井波で行われたものでした。
井波彫刻で有名な地域で、石川県との県境に位置しています。
昼頃に集合して、最初にオリエンテーション。
たまたま隣に座ったのが、年の近そうな女の子。
私はこういう初対面の人ばかりの場所に行った時は、自分から話しかけるようにしています。本当は人見知りなのですが、あとで輪に入れなかったりするのが嫌なので先手を打つためです(笑)
ですが、この日は珍しく相手から話しかけられる方が早かったので、嬉しかったのを覚えています。
オリエンテーションではプログラムの内容や注意事項の説明、そして自己紹介。
入った時から薄々思っていたのが「え?皆なんか知り合い感ない?!」と。
予想的中で、10人ほどの参加者のうち初参加は私含め3名。残りはリピーターでした。私と同世代の20代が3名、残りは(おそらく)40〜50代の方々でした。
井波彫刻体験
バスで移動し、井波彫刻の職人さんの元へお邪魔し、体験させていただきました。
実際に木を掘っていきます。ちょっと持ち方や彫り方にコツがあるので、少し間違えると指をやりますw
でも多少失敗してもプロが何事もなかったかのように修正してくれるので心配ご無用。
里山のごはん
夜ご飯は地元のお母様方の手料理!!
南砺市の里芋、とっっっても美味しいんです。柔らかくて土っぽい里芋独特の臭みがない。個人的に里芋のコロッケが感動の美味さでした。まず、里芋をコロッケにするという発想が新しかったのと、井波のトロッとした里芋と、コロッケの相性が抜群でした・・・
そして、井波にいる間は芋茎(ズイキ)の酢の物が毎食のように出てきました。笑
移動・就寝
宿泊場所は温泉施設。本来は地元の方の古民家に泊まらせていただく予定だったのですが、諸事情があり今回は施設での宿泊。今後はまた変わるかもしれませんね。古民家が好きなので最初は残念だと思ったけど、温泉施設はお風呂も広いし不満もなく快適でした!
男女別の相部屋なので、同室の方が誰になるかの運次第ではあります。
帰農塾2日目
イワナ捕り体験
バスで移動し、更に山奥の土山という地区へ。
昔懐かしいかにも公民館という外観の建物に入ると、待っていたのは地元のお母様方。
私たちの昼ごはんの準備をしてくれていました。
土山の田園風景を眺めながら歩くのはとても気持ちよかったです。
途中、柿の木があって「ほい、これ」と言われて柿をもぎとって1人1つ渡されました。もちろん、よその家の柿。
「いっぱいなっとるし、こんなに食べきれんしいいやろ」とのことですww
私も田舎に生まれ育ち、小さい頃同じようにしていたので、田舎はそんなもんなのでしょう!!
歯で皮をむき、ペッと捨てて、実を食べます。
肝心のイワナ捕りですが、網で捕るのがなかなかに難しい。
しかもそのあと自分でさばきます。お恥ずかしながら魚をさばいたことはなかったので(←おい)緊張しましたが、上手くできました!
近くでおばあちゃんが銀杏を洗っている姿が可愛かったです^^
実食!
先ほどのイワナを、今度は串刺しにします。
これもなかなかコツがいって難しい。串に刺して1時間ほど待ちます。
その間に、今朝からお母様方が作ってくださっていた里山料理をいただきました。
リピーターの方は「今年もこれが食べられて嬉しい」と言っていました。
お母様方とリピーターの方々は毎年お会いしているようで、顔なじみです。
炭焼き体験
午後からは、この地域で伝統的に行われている炭焼きを体験。
炭焼き小屋までは歩いて行きました。
数少ない炭焼き職人の方に直々に教えていただきました。
職人のおじいちゃんの富山弁が可愛すぎて、ずっと独占して2人きりで炭切ってた時間がなんとも幸せでした^^
夕食・南砺市に移住された方との交流
2日目の夜は、南砺の食材中心の和膳。
もう、南砺市に来てから豪華な食事ばかりで、三度の飯の時間が本当に幸せでした。
井波塾に限らず、とやま帰農塾は毎度そんな感じらしいです。
富山の里山里海料理を味わう目的での参加もありかもしれません!
この日の夕食には、南砺市に移住された方が来られていて、実際に移住を考えている方は色々と質問できる環境でした。
夕食後、参加メンバーで軽く飲み会。年の近い女の子は夕食後で途中帰宅しちゃったし、年の近い男の子はおじさんに気に入られて独占されて周りは親より年上の人ばかり。移住や地域おこしに関心があって参加している方々でもなく、何となく話も合わないし、元々大人数の飲み会は苦手で壁と会話してるタイプなので早めに退散して寝ましたw
帰農塾3日目
芋茎を干す作業
最終日です。本来は里芋掘りの予定だったのですが、台風の影響で急遽芋茎の皮剥き、干し作業になりました。
芋茎の皮剥きは、8月に福井県池田町で参加した若葉のふるさと協力隊の時に経験していたので、手慣れたもんです。笑
ただそのあとの干す作業が難しい。縄で結んでいくのですが、最後に縄ぬいが必要。
縄ぬいって簡単そうに見えて、結構コツがいりました。
昼食・移住された方のフランス料理・お話
この日のランチは、南砺市に移住された地域おこし協力隊の方のフランス料理でした。お店も出されるそうです!(今はもう開店しているはず)
里芋ピザ!!
そのあと、その方がレジュメを作成して来てくださっていたので、移住のリアルなお話を聞くことができました。
南砺市役所の方もいらしていて、移住・開業・子育てなどの補助金などについても説明を受けました。
まとめ
『とやま帰農塾』は他県の移住・田舎暮らしプログラムとは一味ちがう。
富山を第二の故郷と慕い、毎度参加するリピーターが沢山ついてる!
移住定住促進だけをプログラムの目的としてないところが凄いな〜〜〜!富山県のファンがどんどん増えてくよ。いわゆる関係人口ってやつなのだろうか。
でも、移住実績もすごくて去年は7人移住したとか。
私の第二の故郷も富山やしまた参加したい。
南砺市のみなさん、本当にあたたかくて改めて田舎暮らしと富山の良さを実感。
毎度のことだけど、こういうプログラムはボッチ参加。
でも富山で移住コーディネーターしてる女の子と、慶應ボーイで富山に就職予定の男の子でLINEグループ作るほど仲良くなれた!
帰りに手で抱えきれないほどのお土産をもらい、さらに後日、塾長であり里芋農家である方から郵送で南砺の最高に美味しい里芋が送られてきました。
美味しんぼでたんかーい!笑
美味しくいただきました。
奥が里芋使って料理してみたやつ!
里芋を甘く煮て、自家製柚味噌和えて食べたけど、毎日食べたくなる美味さですね(笑) これは南砺の里芋じゃないと再現できない。
最初参加費がちょっと高いなと思ってたんですけど、2泊3日でこの内容はお得すぎます。下手に旅行いくより帰農塾参加した方がいいと思ったほど。
2月には今年度ラスト開催、
皆さんもいかがでしょう???
とやま帰農塾ホームページ
以上、とやま帰農塾の記事でした。
これ以降、地元でずっと暮らしています。
この間も本当に色々あったのですが、それはまたおいおい・・・